光線療法で かゆみ対策
こんにちは、院長の面家健太郎です。
アトピー性皮膚炎の治療の主役はもちろんステロイドの外用療法です。しかしよくある誤解として「ステロイドを塗ってもかゆみが治らない」という声を耳にします。実際には、皮膚が治ることでかゆみが減るのですが、長期間の闘病で皮膚が硬くなってしまったお子さんの場合、ステロイドを塗っただけではすぐに改善しないことがあります。
1歳未満のお子さんであれば、アレルギー治療経験豊富な当院看護師による塗布指導で1週間ほどで改善効果を実感できることも多いです。しかし、幼稚園や小学生以降で長く症状と向き合ってきた場合は、なかなか難しいこともあります。
そこで重要になるのが、かゆみ対策です。
成人や思春期では、分子標的薬でかゆみをコントロールすることが可能ですが、幼児期や小学生では適応がない場合もあります。
そこで当院でおすすめしているのが光線療法です。
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痛みは一切ありません
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かゆみが減ることで、ステロイドや非ステロイド抗炎症剤(モイゼルトなど)をしっかり塗る隙間ができます
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ステロイド量を減らしつつ、皮膚をきれいに整えることが可能です
もちろん、メインの治療はかかりつけで行っている方でも、当院での光線療法を組み合わせることは可能です。
アトピー性皮膚炎でお悩みの方は、痛くない光線療法でかゆみを軽減し、肌を整える治療について、一度ご相談ください。
