成人先天性心疾患セミナー
こんにちは、院長の面家です。
先週の日曜日はオンラインで成人先天性心疾患セミナーに参加してきました。
改めて成人先天性心疾患(ACHD:adult congenital heart disease)って何?
ちょうど今日の専門外来でもそんな話がでました。
小児期、特に先天性心疾患の診療成績は向上し、成人期にまで達することができるようになってきました。
一方で、その患者さんを受け止めるための医師(専門性、人数)が不足していました。成人期特有の課題、就労・妊娠出産・加齢・養育者の不在 等が加わってくることから小児循環器内科と小児心臓外科だけではサポートしきれなくなりました。そのため小児系の医師は成人期の課題に取り組む、成人系の医師は先天性心疾患を学ぶという形で拡がってきています。でもまだ岐阜県では私含めて3人しかいません。。。だからこそ後継者が育つまで私も第一線で学び続けなければいけないと感じています。
先日も岐心会の例会にコメンテーターとして参加してきましたが、
『20年後を想像してみてください』という問いをしたところ
「主治医が引退している」「私も○○歳。。。」「誰が主体として診ていくんだろう」などなどの発言がありました。病気だけではなく、福祉も巻き込んだ話になってきます。
私がこのクリニックを開設した理由の一つがこの成人先天性心疾患の患者さんの受け入れをするためです。仕事柄、学校の単位のため、色々な理由で大きな病院の決められた時間には受診できない方がいます。私がクリニックをすることで、いつでも気軽に受診できる、土曜日でも専門医療が受けられるということを実現したいと思いました。道半ばですが、さらに進めていきたいと思います。
学ぶために診療を止めてでも学会活動などを大きな病院の時と同様に行っているため、時折休診や代診となり、受診される皆様にはご迷惑をおかけしますが、先天性心疾患・成人先天性心疾患患者さんのためにご協力ください。
では。
東海地方で成人先天性心疾患でお悩みの方はあわのこどもクリニックへどうぞ
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