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院長ブログ

夜尿症 その2(2019.09.15更新)

こんにちは、院長の面家です。

 

前回に引き続き、夜尿症についての説明をさせていただきます。

 

2) 夜尿症の診断

診察・問診 

症状、身体所見(合併尿路奇形の有無、利尿剤の服用など合併疾患の診断)、病歴、生活・排尿日誌などを行います。生活の状況確認は非常に重要な問題です。夕方から夜にかけての摂取水分量が多すぎるお子さんがいらっしゃいます。そして寝る前のおしっこの習慣が不十分なこともあります。生活指導の元になりますので、ご面倒ですが、生活・排尿日誌をしっかりと書いてきていただきます。

 

検査
早朝尿比重

一番大切なのは「3日分の早朝尿比重の平均」です。基準よりも薄い場合は夜間多尿(老廃物に対して、水が多い状態)となります。当院では生活指導の状況も確認するために入眠前の尿検査もしています。これが薄い場合は、夕方からも多飲である可能性が高いです。そしてこの入眠前よりも朝が濃いおしっこにならなければなりません。

 

がまん尿量

これは膀胱にどれくらい貯められるのかをみるものです。100円均一などでおしっこ用に計量カップを用意していただき、学校から帰ってきた後などにできる限りおしっこをがまんして、貯めたおしっこの量を測定します。体重から計算される基準尿量よりも小さい場合は膀胱容量が小さいタイプと判定されます。

 

これらを組み合わせて、前述した分類に分けます。

 

合併症
便秘

また便秘も尿失禁や夜尿に関連します。そのため便秘がちなお子さんは夜尿の診断治療とともに便秘の診断治療も行います。

 

睡眠時無呼吸・いびき

いびきをかいて眠るお子さんも要注意です。アデノイド肥大に伴う閉塞性睡眠時無呼吸症候群などを合併している場合には24〜42%に夜尿を合併したという論文もあります。アデノイド摘出により夜尿が改善したという報告もあります。未だにランダム化比較試験は行われていませんが、考慮する必要はあります。

 

次回は夜尿症の治療について述べたいと思います。では。

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