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岐阜県小児科医会講演会:血管腫・リンパ管腫に対する最新治療

[2019.06.02]

こんにちは院長の面家です。

 

寒暖の差が激しい日々が続いていますが、体調はいかがですか?

私は岐阜県小児科医会の講演会に参加してきました。今回の講演は岐阜大学小児科講師の小関道夫先生の「血管腫・リンパ管腫に対する最新治療」というものでした。

 

わたしが医者になった10数年前と今では血管腫などの概念が変わろうとしています。その中心にいるのが小関先生です。従来、内科的(薬の内服、点滴など)に治せなかった血管腫を新しい薬やこれまでにも他の病気のために使用していた薬を応用して治せる病気に変えていっています。国際的にも研究が進みつつある分野でリーダーとして頑張っていらっしゃいます。昔いちご状血管腫と読んでいた乳幼児血管腫の自然経過が昔勉強していたよりも良くなかったこと(昔は放っておけば自然に良くなる、といわれていましたが、55-69%の方には何らかの痕が残る可能性があることなど)、治療法として内服治療が確立してきたことなどは非常に勉強になりました。また普段はなかなか担当しない、複雑な血管腫・リンパ管腫に対しても治療法が徐々に出てきていることなども教えていただきました。

 

クリニックなどでの診療のポイントなども教えていただきましたので、早速明日からの診療に活かしたいと思います。

 

 

さて、先週末は色々な感染症の方が来院されました。1歳前後のRSウイルスでの咳がつらいお子さん、溶連菌・アデノウイルスによる扁桃炎で熱が長く続くお子さんも多くいらっしゃいました。抗生剤の適切な使用を心がけておりますので、極力ウイルス・最近の迅速検査なども用いながら診断しております。熱が長く続いたときは咽頭・扁桃の所見をみながら、検査をお勧めさせていただきますので、ご了承下さい。では。

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