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成人先天性心疾患学会

[2020.01.19]

こんにちは、院長の面家です。

 

昨日は休診となりご迷惑をおかけしました。

この週末東京で開かれた成人先天性心疾患学会の学術集会に参加するために東京へ行ってきました。

先天性心疾患のみならず小児期発症の重症疾患の一部は成人期まで問題を抱えることがあります。小児期とは異なる問題点を有しているため、その専門性を高めていく必要があり、成人の循環器内科や産婦人科、腎臓内科や肝臓内科など様々な診療科との架け橋となる必要があります。

 

今回特に注目して参加したセッションはファロー四徴症術後の遠隔期の肺動脈弁置換についてのセッションです。長期予後のために手術を行うわけですが、多くの場合は自覚症状に乏しいこともあります。どのタイミングでどの状態の方に肺動脈弁置換をお勧めしたほうがいいのか、実施してどのような改善が得られるのかなど実はまだ課題が山積みです。元々の手術が日本の外科の先生の方が上手いのもあるかもしれませんし、初回手術の戦略がよいのか肺動脈弁置換を必要とする患者さんは日本よりも欧米の方が多く、日本よりも先に問題点を抱え、対策を行っているのでそのあたりを聴けると思い参加しました。

 

外科手術の場合の人工弁の種類、京都府立医科大学の山岸先生たちのチームの作る自作弁の成績、UCLAの先生からは海外で使用されているカテーテルによる弁置換術の成績などを伺いました。

 

この1年開業の準備などで学会への参加が少し減っていたので、先輩や旧友とも久しぶりに会い情報交換することもできました。

 

地元に最新の医療を提供できるよう勉強を続けます。

 

では。

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