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救急受診のコツ(下)

[2019.10.13]

こんにちは、院長の面家です。

 

台風19号が日本に残した傷跡は大きいですね。隣の長野県を始め、全国のまだ被災している方が一刻も早く日常を取り戻せることをお祈りします。

 

さて今日は救急受診のコツの3回目をお届けします。

 

2)現在かかりつけの医院・病院で診てもらっている患者さんの救急受診

急性疾患でかかりつけの先生に診てもらっている場合の患者さんは、できる限りどうなった時は救急受診するべきかを確認しておくことが大切だと思います。もちろん気になったときが救急受診するときである、という原則はありますが、病気のお子さんにとって想定される範囲の経過であれば、自宅で安静にしておくことのほうがいいことも多いです。救急で受診しても病院の往復に加え、病院内で1時間程度過ごす必要が出てくることも多いです。それは昼間に病院にかかるときよりも職員の人数も少なく、より重症な方から対応をするというトリアージの考え方があるため、軽症の方ほどお待ちいただくことになります。そのため、想定できる範囲であれば自宅安静が望ましいのです。

喘息症状での悪化時の対応や、風邪は風邪でも声門周囲の風邪であるクループ症候群など、咳でも注意すべき症状もありますし、下痢・嘔吐でも昼間の診察時に脱水がギリギリの場合は「もう少し症状が続いたら救急を受診してね」とかギリギリではないので「座薬使いながら様子をみて、症状続けば明日も診せてね」とか幅があると思います。

昼間もそうですが、時々不安で病院を転々とされる方がいらっしゃいますが、どういった所見からどういった診断・判断をしたのか、ということが大切です。そのためできれば同じ先生に診てもらうのが大切かな、とも思います。どうしても他の先生に診てもらいたいということになったときは、せめてお薬手帳(お薬の中身がわかるもの)と行った検査の結果を持参してご相談してみてください。

 

3)慢性疾患の方の救急受診

慢性疾患をお持ちの方の救急受診はより大変です。なぜなら慢性疾患の背景を理解しながら対応をしなければならないからです。慢性疾患自体の悪化が疑われるとき、また慢性疾患はそのままでも新しい問題が出現したときのそれぞれで診てもらえるドクターを、かかりつけの先生と相談して選んでおくといいでしょう。

小児科医はこどもの全身を診るのが専門とはいいますが、実際には内科と同じくさらに小児科の中の専門があります。やはり得意・不得意の分野があります。そのため病気のお子さんを連れ回さなくてもいいように、かかりつけの先生と地元で風邪や他の問題が生じたときにはどうするか、という次の一手を考えておくと良いでしょう。

 

大変な問題ですが、一つずつクリアしていきましょう。

 

では。

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