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インフルエンザ

病名

インフルエンザ

 

原因となる菌

インフルエンザウイルス(A型、B型)

 

症状

風邪の王様です。症状は他の風邪と似ていますが、みなさんも経験があるように、どの症状も強めです。高熱、咳、鼻水、だるさなどが出ます。B型だと下痢や嘔吐、腹痛などの胃腸症状が比較的多くみられます。覚えておきたいポイントは2峰性の発熱です。最初の4-5日発熱が続いて、一旦熱が下がったように見えて、再び2-3日発熱してしまうことです。

 

治療法

基本は対症療法です。それぞれの症状の該当ページを参考にしてみてください。またインフルエンザの特徴はウイルスなのに特効薬があるということです。絶対必要とは言いませんが、発熱などの期間を短くすることができます。持病のある方(気管支喘息や心臓疾患、肺疾患、神経疾患、免疫不全のお子さんなど)は積極的に使用をおすすめします。色々な名前の薬がありますが、ポイントは発症後48時間以内に開始することです。

 

<代表的な薬>

タミフル(オセルタミビル):最も代表的な飲み薬。異常行動についての懸念があるとされ、10代には使用できないとされた時期がありました。タミフルを服用するしないにかかわらずインフルエンザにかかったときは注意して見守りましょう。

リレンザ(ザナミビル):吸入薬。10代はこの吸入薬は非常に使いやすいです。吸入が上手にできれば10歳未満でも使用可能です。

イナビル(ラニナビル):吸入薬。リレンザと同様に10代のメインです。1回の吸入です。1回で良かったと思う大人がいる一方で、こどもさんの場合、失敗してしまうと。。。ということにもなります。物事利点と欠点は裏返しです。

ラピアクタ(ペラミビル):注射薬。内服や吸入ができないときという位置づけです。通常は上記のお薬を使用します。

ゾフルーザ(バロキサビル):2018年に発売された新しい薬剤。まだ新しいので院長としては使用感がわかりません。。。すみません。今後効果の実感や小児に使用した場合の副作用がはっきりしてきたらここに追加記載しますね。

 

おうちで注意すること

潜伏期間(約24時間)というのがあります。はっきりした熱などが出る前から他の家族にうつすことがあります。流行期は手洗い・うがいをしっかりしましょう。

異常行動については、もともとタミフルが販売される前からも熱せん妄(ねつせんもう)といい異常なものが見えたりすることがありました。ですのでインフルエンザにかかわらずお子さんが病気のときはお子さんの様子を注意深く見てあげてください。

 

院長からの一言

インフルエンザかどうかを調べる検査(迅速検査)もありますが、あまり発症から時間がたっていないと感度(検査として正しく判定できるかどうか)が悪くなってしまいます。発熱やぐったりし始めてからの時間を覚えておき、担当の先生に伝えることが大切でしょう。

 

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