風疹
◯病名
風疹(ふうしん)
◯原因となるウイルス
風疹ウイルス
◯症状
麻疹より軽い症状であり、「三日ばしか」とも呼ばれます。
2〜3週間くらいの潜伏期を経て、体に赤く小さな発疹が出現します。熱は出ることも、出ないこともありますが、麻疹のように高熱が何日も続くことはなく、3日程度の発熱となります。発疹は痒みを持つこともあります。耳の後ろのリンパ節が腫れて、痛むことがあります。
◯治療法
ウイルス感染症であり、基本的には対象療法です。
◯おうちで注意すること
妊娠している女性との接触がなかったかを注意しましょう。妊娠前半、特に20週未満に注意が必要です。
◯院長からの一言
やはり予防が大切です。ワクチンをしっかり接種しましょう。
◯注意するポイント
妊婦さんが感染すると先天性風疹症候群という赤ちゃんに先天異常が生じることがあります。ワクチンを接種していても抗体が低い(免疫力が低い)ことがあります。自治体によっては抗体検査の費用やワクチン接種に対する費用助成を行っていることがあります。「風疹 助成 (ご自身の自治体名)」などで検索し、地域の補助がどのようになっているか調べるとよいでしょう。