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胸痛(こどもの胸痛)

◯病状

胸痛(こどもの胸痛)

 

◯年齢・頻度

4歳以降には出現し、平均年齢が12〜14歳くらいと思春期が多くなっております(文献1)。

 

◯原因

胸痛っていうと大人のように心筋梗塞?とか気胸?とか怖いことを考えがちです。でも実際にはお子さんですとそういう怖いものの可能性は低くなります。

 

表:痛みの原因と頻度
原因場所 頻度  
特発性(はっきりした病気がないもの) 40〜60%  
心因性 20〜30%  
筋骨格系 20%  
呼吸器系 10% 聴診やレントゲンなどを行います
心血管系 5〜10% 心電図やホルター心電図などを行います

(文献2を元に改変)

 

◯検査と診断の進め方

当院では問診、診察を経て、明らかに重症性がない場合は経過観察や痛み止めで対応しますが、繰り返したり、運動系のクラブなどに入っている場合は一度検査をおすすめしています。

 

胸部レントゲン

呼吸器系の原因となる気胸や喘息、心血管系の原因となる心不全による心拡大や肺うっ血などが評価できます。

 

心電図(12誘導心電図)

いわゆる普通の心電図です。過去の心筋梗塞の所見や先天性心疾患の疑いなどを評価します。

 

ホルター心電図(24時間心電図)

24時間装着し続ける心電図で、心血管系の胸痛の評価として非常に有効な検査方法です。いつ痛くなるかわからないのに、タイミングよく病院で痛くなることはまずありません。これを装着して生活することで痛いときの心電図を評価できます。また不整脈などの検出も得意な検査です。運動しながら検査可能ですので、部活や体育のある日につけていくこともでき、日常の心配な生活タイミングを検査中に行うことで、継続してよいかどうかの判定が可能です。

 

これらに時に心エコー(心臓超音波検査)や血液検査などを組み合わせて評価します。

 

◯院長からの一言

原因は上の表のようになりますが、頻度は低いのですが、心疾患のように本当にあると重篤な病気もありますので、ご家族としては不安だと思います。

困ったときは、お気軽にご相談ください。

 

 

文献1:浜田洋通, 他. 小児科. 49: 1532-1536, 2008

文献2:小山晴美, 他. 小児内科. 35: 1990-1995, 2003

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