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予防接種:4種混合 ジフテリア

[2019.10.14]

こんにちは、院長の面家です。

 

今日は予防接種説明シリーズの続きをお届けします。

 

4種混合ワクチンの中には

・ジフテリア

・百日咳

・破傷風

・ポリオ

の4種類の病原体に対するワクチンが入っています。

 

予防接種:4種混合ワクチン(ジフテリア)

どんな病原体を予防するの?

ジフテリア菌

ロタウイルスは冬季に流行しやすいウイルスです。

 

どんな病気を予防するの?

ジフテリア菌によって発症する代表的な疾患は「ジフテリア」です、そのまんまですね。上気道(のど)の感染症状が主体で、発熱・咽頭痛・嚥下痛(飲み込む時の痛み)で発症するとされています。されています、って言いましたが、予防接種で予防できる病気はインフルエンザなどの一部を除き予防効果が高く、診たことの無い病気が多くあります。日本でも1945 年には約8万6 千人が感染し、その約10%が死亡するなどという恐ろしい状態であったのが、予防接種が進んだ1991〜2000 年の10年間では21 人がかかり、死亡2人と著しく減少しました。厚労省の報告でも1999年が最後ということですので、私は診たことがありません(引用元:厚労省HP)。また私の先輩たちでも全国で10年間に21人の患者さんということはほとんど経験がないはずです。

では撲滅できたのかというと、海外では旧ソ連の諸国で予防接種が滞り、再び流行し、1990 〜1995 年で125,000人の患者さんが発生し、4,000人以上の死亡が 確認されたということもあったそうです(引用元:国立感染症研究所)。時々予防接種を打たない方がいらっしゃいますが、本当にそれでいいのかよく考えたいものです。

 

どんなタイミングで接種するの?

引用元:ワクチンnet.様

上記のスケジュールが一般的で、生後2ヶ月で肺炎球菌、ヒブ、B型肝炎、ロタウイルスを接種したあと、ロタウイルスが生ワクチンなので28日後に生後3ヶ月で接種する時から始まることが推奨されています。そこから生後5ヶ月まで毎月連続で接種し、その後1歳過ぎに追加します。

 

同時接種を上手に使いながらしっかり免疫をつけていきましょうね。

 

では

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