クリニックのチームづくり〜講演会に参加して〜
こんにちは、院長の面家です。
今日は他の開業医の先生の出版記念講演会に出席するために名古屋に行ってきました。
3人の先生のご講演を聴講するのですが、どの先生のクリニックももちろん地域で一番信頼され、来院される患者さんもとても多く、いわゆる「経営」がうまく行っているクリニックの先生です。
しかし、今回出版された本や講演内容はそういったいわゆる「経営」のお話ではなく、よいチームをどのようにして作っていっているのかということが特にフォーカスされたものになっていました。私たち医師は大学で6年も学ぶのですが、実は医学しか勉強していません。最初の2年間くらいに教養として若干他の学部生と混じって勉強はするのですが、臨床医・研究者になるための勉強はしても、実は保険の仕組みなども勉強しませんし(今はしてるのかな〜?)、医師としてチーム医療を行うためのチームマネジメントなどは勉強していません。クリニックや小さな病院で院長職を将来する医師の卵がいるにも関わらず、経営、チームづくりなどは一切勉強していません。
私も自分の理想の医療を提供したい、と開業を考えた時、院長って何をすればいいんだろう、決算書とか読めないし、採用試験もしたことがないし。。。それから医療の勉強と並行して稲盛和夫さんやデール・カーネギー、ピーター・ドラッカー、などなどをこれまでは読んでも実践できていなかったことがありましたが、実践するべく本気で読み直してみました。
自分だけがベストをしたところで、クリニックとして患者さんに良い医療が提供できるわけではありません。そのためチームとして良い医療を提供できるよう成長しなければ行けないと常々思い、チームのスタッフには伝えています。
今日は私もよく相談にのっていただく、岐阜の森整形外科リハビリクリニックの森先生、愛知県の内科の大河内先生、埼玉県の整形外科の石神先生の3つのクリニックのでのチームのお話を聞かせていただきました。どのチームもみな成長志向が強く、どのようにして患者さんの治療にお役に立てるか、そして自分たち自身が生き生きとして働けるかなどを考え抜いていらっしゃいました。
当院でも3名のスタッフが今日は大阪の研修に出かけてくれています。どんな内容でどんな学びがあったのか、明日の朝礼で聴くのが楽しみです。
一歩ずつ前進し、進化し続けるクリニックでありたいと思います。まだ至らないところもあるとは思いますが、より一層地域の皆様に貢献できるクリニックになって行きたいと思っています。
では。