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スギ花粉症舌下免疫について:Q & A

[2019.05.12]

こんにちは院長の面家です。

 

スギ花粉症に対する舌下免疫療法について最近多いお問い合わせについてお答え致します。

 

Q1) 何歳から受けれますか?

A1) 5歳から治療を受けることができます。ただし、舌の下でお薬を1分間保持する必要があるので、それができそうかどうか、連日の治療をしっかり受けてくださるかどうかが大切です。

 

Q2) 事前に何か検査はありますか?

A2) スギ花粉が飛んでいる時期にアレルギー症状が強いという臨床上の特徴はもちろん、血液検査などでスギに対してアレルギーを有していることを証明する必要があります。しかし、アレルギー性鼻炎の方で花粉症単独という方は約40%であり、通年性のアレルギー(ハウスダストやイヌ、ネコなどへの反応)も一緒にもっている方が約35%程度いらっしゃること。そして花粉症の方でもスギ単独の方は約半数で、残りは他の花粉(ヒノキやハンノキなど)ももっていることがあります。そのため、スギだけ抑えてどれだけ症状が軽くなるのか?などを事前に確認し、治療のゴールを考える必要があります。他のクリニック・病院で検査されたもの(1年以内くらいで)を用いて事前判断することもできますので、気軽にご相談ください。

 

Q3) 大人も受けれますか?

A3) 基本的には当院ではお子さん(大学生くらいまで)を想定しています。ただし、ファミリークリニックとしての機能もあるため、当院受診中の患者さんのご両親は治療を受けていただくことが可能です。

 

Q4) 定期的に通院は必要ですか?薬だけをもらうことはできますか?

A4) 薬だけお渡しすることはできません。定期的にご本人に診察を受けていただく必要がありますので、ご了承下さい。4週間に1回の受診が基本となります。

 

Q5) どんな流れで治療が行われますか?

A5) 以下のとおり3つに別れます。

1回目受診:事前診察+治療内容説明

  医師からの説明、診察、血液検査を行います。また治療についての看護師からの説明や動画をみていただきます。

(+お子さんの場合:検査結果説明)

  初回投与の前に一度、採血結果を説明させていただきます。大人と異なり、過去の経験(毎年のスギの時期の症状や過去の採血)が乏しいこと、スギだと思っていたらハウスダスト・ダニだったとか、ハウスダスト・ダニだと思っていたら風邪の反復だったとかいうこともあります。

2回目受診:検査結果説明+治療意思の確認+初回投与

  前回の採血結果を説明させていただき、治療のゴールを相談します。ご本人さんとご家族の意思が確認できたら、初回の投与を院内で行います。アレルギー反応に注意しますので服用後しばらく院内にいていただきます。お子さんの場合は長引く風邪などのこともあるため、採血結果だけを事前に保護者の方に聞きに来ていただくことがあります。

3回目以降:定期診察

  副反応などが無いか確認します。初回投与から1週間後に診察を行い、副作用がなければ維持量に増量します。増量した2週間後に診察し、よければ以後は4週間ごとに診察を行います。

 

Q6) 夕方や土曜日でも大丈夫ですか?風邪の患者さんと一緒に待たなければいけませんか?

A6) 1回目、2回目の受診は説明や投与後の観察に時間がかかりますので、日程については要相談となりますのでお問い合わせ下さい。しかし3回目以降はどの時間帯でも大丈夫です。当院はアレルギーや予防接種、心疾患の患者さん用の非感染待合室・診察室を有しておりますので、どの時間帯でも安心して受診していただけると思います。

 

また他にも質問を頂いたら改めてアップします。

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