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レントゲン検査・心臓

[2019.09.27]

こんにちは、院長の面家です。

 

今日はレントゲン検査について触れたいと思います。

レントゲン検査は実に多くの目的で行われます。今回は心臓の評価におけるレントゲン検査の意味についてお伝えします。

 

レントゲン検査

胸部単純X線、単にレントゲン、胸部写真 等々、色々な呼び方をされます。X線の力を借りて体を通して見る検査です。通常の現像方法では空気が黒、液体や骨は白く写ります。そして通常、正面から見ているような現像をしますので、上が頭側、下が足側、写真の左が体の右側、写真の右が体の左側となります。

胸部レントゲン:体の幅、心臓の横幅の比率でCTRを求める

心臓でみる場合は、心臓の大きさ、向き、肺動脈の血流量、肺静脈のうっ滞、胸水、胸郭の変形、背骨の変形などを見ます。

 

特に注目したいのは

心胸郭比(CTR)

特に先天性心疾患の患者さんやご家族は担当の先生の説明にある、心臓の大きさに注目すると良いと思います。心胸郭比(CTR)と言います。体の幅に対して心臓の横幅を見るというものです。結構大雑把に見える計測方法ですが、「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、これは細かいことはわかりませんが、心臓全体として悪いところが無いかをみる「森」のような全体像を見るのに適しています。多くの心疾患が調子が悪くなると心臓の大きさは大きくなる傾向があります。数字で出せるので経過を見るのにも、スクリーニング(大きな問題がないか大まかに全体像をみる検査の仕方)にも役立ちます。弱点は呼吸によっても影響を受けます。職場の健診などでレントゲン検査をされた方は覚えていると思いますが、「大きく息を吸って、止めてください」という掛け声の後に写真を撮っていたと思います。胸郭の中にはもちろん肺があり、その肺が大きく拡がれば心臓は小さく見えますし、肺が縮めば心臓は大きく見えます。小児の場合は呼吸を止めることが難しいので、検査の先生も呼吸のタイミングを見計らいながら写真を撮りますが、それでも呼吸のタイミングがずれてしまうこともあります。そのため小児で経過をみるときは一喜一憂しすぎないことも大切です。毎回毎回撮り直していては被爆ばかりが増えてしまいます。そのためベテランの先生なら、呼吸のタイミングも考慮して判定してくれると思います。

 

慢性の患者さんはぜひ、このCTRもメモし、自分がどのような経過になっているのかも把握できるといいですね。

 

では。

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