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岐阜県小児科懇話会

[2019.09.24]

こんにちは院長の面家です。

 

今日は「岐阜県小児科懇話会」に出席してきました。連休明けで患者さんも多く(お待たせしてすみませんでした。。。)、18:30からの一般演題には間に合いませんでしたが、なんとかミニレクチャーと学術講演には間に合いました。

 

ミニレクチャーは岐阜県総合医療センター胎児診療科の高橋雄一郎先生からの「胎児医療の現況 〜診断から治療まで〜」というものでした。私は先天性心疾患などの循環器医療の一つとして胎児診療を行っていましたが、高橋先生方は胎児診療の一つとして循環器疾患をご覧になられていました。これは矛盾するものではなく、縦糸と横糸のような関係で、それにより相乗効果で患者さんの診療が充実するため、本当にお世話になっておりました。以前からいつか一緒にお仕事したいと思っておりましたが、当時は私は岐阜県総合医療センター、高橋先生は長良医療センターと施設は別でした。その後、私が独立し、同時のタイミングで高橋先生が岐阜県総合医療センターに赴任されるというスレ違いでした。

高橋先生の素晴らしいご講演でした

 

今回は産科の先生として、様々な病態についての胎児医療についての現況を教えていただきました。双胎間輸血症候群へのレーザー治療でけでなく、その病態解析、パルボウイルス感染(りんご病・伝染性紅斑の原因ウイルスです)での胎児貧血への胎児輸血など多くの情報をいただきました。出生後のこどもを診療する小児科医として非常に勉強になりました。こういった最新の医療が岐阜で受けられるということはとても素晴らしいことだと思いました。

 

また学術講演では予防接種製造メーカーの学術担当の方から予防接種についての講演を受けました。なぜ今年このワクチンが選ばれたのかなどの説明を伺いました。説明を聞いても聞かなくても接種すると言われればそれまでかもしれませんが、その背景を深く勉強しておけば患者さんにより自信を持ってお伝えできると思います。

 

 

本日も多くの患者さんが来院されました。7-8月頃の手足口病の様な単一の大流行ではありませんが、低年齢層を中心にRSウイルスが流行っているようで、喘鳴を伴う気管支炎症状で来院されるお子さんが増えた印象があります。また小学生くらいを中心に溶連菌は持続的に流行しています。季節の変わり目体調にはご注意ください。

 

では。

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