便秘:スッキリ感
こんにちは院長の面家です。
便秘のお子さんの受診が増えています。その治療中でよく質問を受けるのが、
『硬いうんちが、やわらかくなりました、ちょっとずつでていますが、回数が多くても最後の量は多そうなので薬止めれますか?』
というものです。便秘の治療をやめるタイミングって大切です。
もともと硬いうんちで来院されていた場合、モビコールなどのお薬でうんちが軟らかくなると、多くのママたちはそわそわし始めます。もう5番や6番くらいの軟らかいうんちだから薬減らしたり中止しなきゃって。多くの女性が便秘がちで硬めのうんちのため、お子さんに5番や6番がでるともう不安になってしまうようです。薬を使わず、しっかりと定期的にうんちが出ている時は3番から5番のうんちが正常な硬さです。でも硬めのうんちから始まった便秘治療の方は当院では4-6番のうんちを目指してもらいます。なぜなら3番のうんちはまだ硬く、肛門が切れてしまうことがあるからです。
また回数が多いっていうところも落とし穴です。
『スッキリ感ありますか?』
ちょこちょこと出る場合はスッキリ出せていない可能性があります。硬いうんちの方は出せずに溜め込む間にお尻の出口(直腸)が拡張してしまい、出し切れていないことがあります。そのため、ズドンっとしっかり出せるまでは軟らかい便を続けていく必要があります。焦ってしまい、自己中断されてしまう時はこのパターンが多い印象があります。
おむつからトイレトレーニングに移行するときはこの軟らかく、スッキリ感を意識して観察されるとよいかと思います。便秘日誌なども使って医師・看護師でサポートしますので、今後の治療に悩んだら気軽にご相談くださいね
では。
(参考ページ)
こどもの慢性便秘・離乳食を始める前の赤ちゃんのうんちでお悩みのご家族へ
LINEお友達登録はこちら
クリニックのFacebookページはこちら
クリニックのInstagramはこちら
岐阜市、山県市、関市、美濃市で便秘にお困りの方はあわのこどもクリニックへどうぞ
オンライン診療で全国どちらからでも対応可能です。症状が重いときには地元の先生がたと協力して診療いたします。