漢方講演会(1)
こんにちは院長の面家です。
9/7夜に「東洋医学会会員のための漢方講演会」という漢方医学の講演会に出席してきました。三谷先生という有名な先生で、以前にも学会で講演を聴いたことがあったため、楽しみにして参加してきました。
タイトルも
「漢方方剤を生薬の組み合わせから学ぶ」
というもので非常に興味深いものでした。えっ?興味沸かないですか?
漢方ってどんなイメージですか?何が入っているかわからない?漢字が難しくて何が入っているかわからないなどなど色々あると思います。
西洋薬と漢方薬のイメージは
コーヒーだったら「キリマンジャロなどの単一豆のコーヒー」と「カフェオリジナルのブレンドコーヒー」みたいな
スパイスだったら「単一スパイス」と「ミックススパイス」
ウイスキーだったら。。。などなど。
どっちがいい、ではなくてどっちもいいのです。
確かに医療機関においては「絶対西洋薬しかださない」とか「絶対漢方薬しかださない」とかいう施設や医師がいらっしゃいます。それはそれでプライドを持って患者さんと向き合っていればそれでいいかなとも思います。
一方、当院は「患者さんのためになるならどっちもうまく使っていこうよ」というハイブリッドです。通常の小児科クリニックで処方する西洋薬だけで中々症状のコントロールができない方に、「このまま西洋薬でもう少し粘るか、漢方挑戦してみる?」っていう感じで声をかけたりしています。もちろん口内炎・舌炎のときに処方する「桔梗湯」の様に甘い漢方は初回から出したりします。美味しかったのか小さなお子さんから次もこれをって言われることがありますが、必要に応じてですのでご容赦ください。
全てのお子さんが漢方が飲める訳ではありませんが、結構多くの患者さんが飲めますよ。看護スタッフも飲み方アドバイスをさせていただきますので、ご相談ください。
特にお子さんと一緒に風邪を引いてしまった親さんには漢方薬は人気です。一度パパ・ママから挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
あれ、肝心の講演会の内容にあまり触れていない!ということで明日続編を投稿します。またお付き合いくださいね。
では