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院長ブログ

HPVワクチン webセミナー(2019.09.05更新)

こんにちは院長の面家です。

 

今回、HPVワクチンのwebセミナーを受講しました。講師は長崎大学小児科の森内教授でした。

 

ところでみなさん、

「HPVワクチンにどんな印象を持っていますか?」

 

「なんとなく怖い」とか「副反応が強くでる?」とか、そもそも「HPVワクチンってなくなったんでしょ?」とかいう印象をお持ちではありませんか?

実は基本的に安全なワクチンの一つであることが証明されています。もちろん100%安全なワクチンや薬、処置というものはありませんが、他のワクチンに比べて特別副作用が多いわけではありません。以前webで話題になった副反応についても医学的にはしっかりと証明されていません。なぜなら同じ東海地方の名古屋での大規模研究「Nagoya Study」という研究でHPVワクチンを打っていない若年女性にも同じ程度の頻度で副作用として心配された症状がみられたのです。差が無いのになぜHPVワクチンが原因と言われるのでしょうか。

HPVワクチンは子宮頸がんを予防できる重要なワクチンです。20代女性の死因の第一位は自殺、第二位は子宮頸がんです。交通事故などよりも死亡率が高いのです。現在接種率1%と落ちこみ、空白となってしまったHPVを打てなかった(打たなかった)世代の女性だけが将来子宮頸がんの発症率が高いなどという恐ろしい結果にならないか、今から不安です。

国は定期接種の制度は続けたまま、案内は控えています。将来なにかあったときに、「定期接種は続けていた、接種しなかったのは個人の問題だ」か「副反応が懸念されていたから積極的に勧めなかったのだ」のどちらに転んでもよい逃げの戦略にでているのかもしれません。

 

大切な問題です。今一度よく考える必要がありそうです。中日新聞を購読されている方は8月31日の朝刊も参考にしてください。

では。

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